希望の道… (ページ13)

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玄樹side

みんなを仕事や学校に送り出して廉の様子を見に行くことに。

ｶﾞﾁｬ

廉「ｽｰｽｰ…」

寝てるな。もう少し寝かせてあげるか。

・

朝食の片付けや掃除をしていると時計は10時を指していた。

そろそろ廉起そうかな。

ｶﾞﾁｬ

「廉？起きれる？」

廉「ん…あ、玄にぃ…」

「そうだよ。どんな感じ？」

廉「だいぶ良くなったで。もう学校行ける。」

体温も血圧も脈拍も問題ないみたいだし大丈夫かな。

「学校行く？一応遅れるって学校には連絡してあるけど。」

廉「行く。あんま休みたくない…」

廉ももう高校生。大学進学を考えているみたいだし出席日数気にしてるのかな。

「じゃあ送ってあげるから準備しよっか。ゆっくりでいいからね。リビングで待ってる。」

廉「分かった。」

・

玄樹廉、大丈夫そうだから学校連れていくね。
優太分かった!ありがとう。

・

30分後、制服に着替えて準備万端の廉がリビングにやってきた。

「じゃあ、行こうか。忘れ物はない？」

廉「たぶん。はよ行こ。」

・

「じゃあ、17時に迎えにくるから。しんどくなったら保健室行くんだよ？」

廉「大丈夫やって。いってきます。」

こういう時の廉の大丈夫は心配になるんだよね。

でも、行けそうな時は行かせてあげたいし見守るしかないかな。