明星と麒麟 (ページ10)

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一目惚れ2　sgi ページ10

You side
あなたと出会ったのは1年前。

まさか仕事で会うなんて思っていなかった。

「いらっしゃいませ」

木漏れ日が柔らかくさす昼のカフェ。

私はここで働いている。

昔、珈琲にはまってからの夢だった。

働くことが出来て嬉しいし今のところトラブルもない。

「いらっしゃいまs…」

あの姿は須貝さんだ。

私は普段からカウンターにいるけどあっちは気づいていないみたい。

普段は自分から話しかけるなんてできないけど。

須貝さんがお店に来てくれた今日なら素直になれるかな？

須貝さんはテーブル席の一人用の席に座った。

誰かと一緒に来ているわけでもないしたまたまこのお店に来ただけらしい。

あ、注文をしようとしてる。

「この店にいらっしゃるのは初めてですよね」

『あ、はい…って椙山さんじゃないですか…！』

場の空気を読んで静かに驚く彼。

「あの、私ここで働いているんです」

『そうだったんですね！』

特に緊張もせず話すことが出来た。

・

『すごくおいしかったです』

「良かったです！また来てくださいねー！」

私は普段接客はしないけど今日はいつもいるバイトの子が休んじゃっていなかったから調理とどっちも担当していた。

でもそのおかげで須貝さんに会うことが出来るなんて！

一目ぼれもたまには悪くないものだ。
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下の作者からのやつにも書いてある通りTwitter始めることが出来ました！

やったね！