誤解 ページ17
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ざわざわと一層騒がしくなる教室。私一人だけが取り残されているような気がする。
「彼女じゃないわ。」
やっとのことで発せられた否定の言葉。どういうことなのかはイマイチ掴めていないのだけれど、大概あの男が言いふらしたのだろうと予想がつく。余計なことしやがって。
「彼女じゃないんですか！？」
「なーんだ、残念。」
「じゃあ爆豪が彼女と熱い夜を過ごしたってのも嘘っすよねぇ！？？！！！！」
もう一度強く否定をしてからゾッと寒気がした。最後のヤツ。あんな嘘もついていたのだと思うと私の中のアイツの評価がより下がった気がする。気がするじゃない、下がった、確実に。
冷えきった体をいち早く沙那に暖めてもらおうと扉に手をかけた。が、その扉は私の力を必要とすることなく開いてしまう。
「げ、」
タイミング悪くも出会ってしまったその相手に思わず顔を歪めてしまう。
そんな私とは裏腹に目の前の男は少し表情を緩めたかと思えば私の片腕を掴んだ。ぐい、と強めに腕を引かれた私は成す術なくそいつにひっぱられながら廊下を早足に歩くことになってしまった。
後ろから聞こえたごゆっくり〜、という言葉を発したあの3人は言わずともあとでボコすことに決定した。おめでとうございます。
「ちょっと！」
目の前のそいつが言葉を発することはない、何故。人気のない渡り廊下についたところでしびれを切らして声を発した。それと同時に行く先とは逆方向に腕を引けばやっとその男は止まる。振りほどこうにも振りほどけない。
爆豪「前みたいに簡単に逃げれると思ってんじゃねーよ。」
鼻で笑うそいつに怒りが積もる。前、というのは多分朝の壁ドン事件のことだろう。
爆豪「俺に会いに来たんだろ？」
にやり、と口角上げるそいつは大きな勘違いをしている。
「自惚れないでくれる？…それよりアンタ……」
あの噂について詳しく教えて貰おうじゃないの。ピキリ、と額に青筋が走った。
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?(プロフ) - 真実さん» よんで頂きありがとうございます( ；；)めちゃめちゃうれしいですほんとに、！！更新がんばります (2019年7月17日 21時) (
レス) id: af63a856f3 (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 読ませていただきました。この先夢主ちゃんがどう攻略されていくのかとっても楽しみです！ 更新頑張って下さい！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1e43b2c9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほにゅうびん | 作成日時：2019年7月7日 17時
