生意気なやつ ページ11
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電話を出たのはいいものの、どう話し出すのが正解なのか分からず、少しの沈黙が続く。もしもし、と言うだけなのに、なぜだかその言葉が照れくさい。我ながら謎すぎる。そんなほんの数十秒の沈黙を破ったのは爆豪くんだった。
爆豪「……メール無視してんじゃねえよ。」
先輩に対してこんな態度をとるのは私の知る限りこの人しかいない。この態度がムカつく、なんて思う反面少しラクだったりもする。敬語を使われると先輩後輩っていう関係が強調されて緊張するからである。
「ちょっと、爆豪くん。」
爆豪「んだよ。」
「どこで私の連絡先知ったのよ。」
爆豪「あー、名前忘れた………いつもお前と一緒にいる紫の髪のやつ。」
「紗那かぁぁあ…納得。」
紗那のことだから私と爆豪くんをくっつけようとかなんとか企んでいるのだろう。あとで絞めておかなければ。
「で、用件は？」
爆豪「別に、声が聞きたかっただけだ。」
「…ねえ、それなんかの少女漫画でみたことある気がするんだけど。」
爆豪「チッ……少しくらいときめけやくそ。」
「ときめくわけないからね？てか私一応先輩だからね？態度改めなさいよ。」
なんて、少しときめきかけてしまった。危ない危ない。
爆豪「…まあ、声を聞きたかったのは本心だけどな。」
「ん……え、は………ん？」
耳の奥で電話の切れた音がした。爆豪くんの言葉を思い出して、また顔が熱くなっていくのを感じる。
「年下のくせに…！」
なんて生意気な男なんだろう。
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?(プロフ) - 真実さん» よんで頂きありがとうございます( ；；)めちゃめちゃうれしいですほんとに、！！更新がんばります (2019年7月17日 21時) (
レス) id: af63a856f3 (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 読ませていただきました。この先夢主ちゃんがどう攻略されていくのかとっても楽しみです！ 更新頑張って下さい！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1e43b2c9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほにゅうびん | 作成日時：2019年7月7日 17時
