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「脳、腫瘍？」

「うん、でもまあ良性やから手術して取り除いて1年間経過見て再発してなかったら問題は無いらしい」

良性。

その言葉に少し救われた気がする。

あまりにも想定外の答えすぎたからみんな深刻な顔をしてヤスを見た

でもヤスは

「あ、心配せんでええよ？？別に腫瘍があるって言われた時は驚いたけど笑」

そう明るく振舞った

それが本心なのか俺らを心配させへんようにしてるかは長年付き合ってるから分かってるつもりではいたけど戸惑いがないことは確かやと思った

「いつ手術すんねん？」

信ちゃんがスケジュールを抑えようとノートを開く

「あー今が2月25日やから2月27日かな」

え、2日後？

それはみんな思ったらしく

「そんなすぐするんかいな」

「うん、もう取ってしまおうってなって。おれも俺節があるから中々稽古で手術なんて受けれへんかもしらんしな～」

いやそこは手術優先やろ笑笑

どこまでも天然がすぎるな笑笑

「あ、でも27日って…」

亮ちゃんがマネージャーにスケジュールを確認する

「ゲスト迎えてのクロニクルの撮影がありますね…」

ゲスト迎えてか…

「あ、俺一人で病院行くから安心して！」

「え？？」

ポカーンとする丸ちゃん

「オカン来るっぽいし大丈夫！みんなは仕事してな！俺抜けて申し訳ないけど…」

「大丈夫なんか？」

もし手術して目が覚まさへんかったら。とか色々考えたけど…

「大丈夫！ナンクルナイサー」

これなら大丈夫か。笑笑

とりあえずその場はヤスの謎の天然発言でとりあえずおさまった。