何度でも君に会いたい(ﾄﾞﾗｺ•ﾏﾙﾌｫｲ) (ページ3)

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1 ハリーside ページ3

今日初めて友達になったロンとお菓子を食べていると、コンパートメントの扉からノックが聞こえた

扉から顔を覗かせる少女はサラリと綺麗なストレートロングの黒髪を垂らした

同じコンパートメントを使うことを承諾すると、彼女はふわりと笑った

花が咲いた

そんな感じ

「僕、ロナルド•ウィーズリー
　ロンでいいよ」

「僕はハリー・ポッター」

「まあ！やっぱりあの有名なハリー・ポッターなのね！
　とっても有名人に出会えて嬉しいわ」

また花が咲いた

にこにこと僕とロンの手をぶんぶんと掴む

「私、A•タンザインよ」

Aのフルネームを聞き、ロンはスキャバーズ落としかける

「え！君ってタンザイン一族の！？
　僕タンザイン一族を生で見たの初めてだよ」

「昔有名だっただけよ
　今はほとんど一族は残っていないの」

そう答えながら、ロンの驚きが理解できない僕ににこりとまた笑った