おひげのプリティフェイス ♡ ページ1
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(2人のなんでもない朝のお話です🕊𓂃 𓈒𓏸◌)
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「髭だ……」
朝起きて翔平くんの顔を見れば、うっすらと青い髭が生えている。へぇ……翔平くんにも髭って生えるんだ。いや、成人男性だし生えて当然なんだけど。なぜか翔平くんと髭が結びつかなくて、妙に面白く感じてしまう。
「ふふふ、お髭……」
当然、自分にはこんなジョリジョリした髭はないので、触感が面白くてついつい触ってしまう。何回か頬を往復していると、流石に気になったのか、もぞりと隣の巨体がシーツの中で動めいた。
「んん、どしたの……」
「あ、起きちゃった」
朝日が眩しいのか、目をしょぼしょぼさせている翔平くん。
「ごめんね、寝なおす？」
「いや、もうそろそろ起きないとだし……さっき何してたの？」
「お髭触ってたの」
「髭……？」
不思議そうにしながらも自分の口元に手をやれば分かったのか、あぁと小さく呟いた。
「いい歳だしね、男だし」
「それは分かってるんだけど」
「不思議？」
「うん、少し。翔平くんにも生えるんだなぁって」
抵抗が無いのをいいことに、またジョリジョリと触り続けていれば、不意に手首を掴まれた。あれ、嫌だった？お髭ってあんまり触られたくないの？
「……髭ありが好きなの？」
「人によるかな、似合ってれば」
「じゃあ俺は？」
翔平くんの顔に、パットンみたいなふわふわとしたお髭が付いているのを想像してみる。この顔に、あのお髭かぁ……。
「翔平くんは……ちょっと……」
寝起きでうっすらとした無精髭になっているからなのか、それとも他の要因なのかは分からないけど、絶妙に似合っていない。お髭が似合わないとかそういうのじゃなくて、う〜ん、翔平くんの顔にしっかりお髭があるのが、なんかいや。
「プリティフェイスしてる方が似合うよ」
「プリティフェイス……」
「うん、プリティフェイス」
つやつやのお肌に、くりくりのおめめに、年上に好かれる愛嬌のある笑顔。これを総合してプリティフェイスと言います。テストに出るからね、覚えておいて。
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時々出現する髭谷さんが好きです😂🫶🏻 でもあれ、どういう法則性で切ったりしてるんだろう……？験担ぎとかあるんですかね？🤔
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作者名：haru | 作成日時：2023年5月3日 0時
