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初めてバイクの後ろに乗ってみてすごいドキドキするけど風とか風景が気持ちよくてついテンションが上がる
丸「背もたれつけたから使いやぁ？」
「あっ、ほんとだ！ありがとう」
丸「いえいえ〜。 Aちゃんとこうやって出掛けられて幸せやわぁ」
隆平くんの腰に軽く腕を回してるのをいいことに隆平くんは「こうやってAちゃんから抱きしめられることもないもんなぁ」って言ってきたからこの旅行中に絶対抱きしめてやる、と決意。
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途中パーキング寄りながら高速を使って目的の温泉地に着いた。
先にホテルにチェックインして、バイクを置いて観光にまわる
「隆平くん大丈夫？疲れてない？」
丸「疲れてない訳ではないけど全然大丈夫やで？」
「そう？ 疲れたら言ってね？」
手を繋いで、右隣に居る隆平くんにそう言いながら有名なお店とかをまわって行く
私は伊達メガネと後ろにかぶったキャップのいつも通りの変装と隆平くんはマスクとキャップで、やっぱりペアルックみたい。
憧れてた堂々と歩く、ってのが今なされててすごい充実感。
周りながら時々声をかけてくれる人もいて。
今は女の子が声をかけてきてくれた
ー「Aちゃんと丸山くんですよね！？おふたりのファンなんです！握手してもらってもいいですか？！」
「はーい！ありがとうね」
丸「ありがとうなぁ」
ー「この手しばらく洗いません…！ わぁ…嬉しい」
「んふ、ありがとう。 隆平くんは事務所のあれで撮れないんだけど写真撮る？」
ー「いいんですか！？ ぜひ！」
「隆平くん、撮って撮って！」
丸「はいはーい」
女の子とお揃いの最近流行りのポーズをして写真を撮る
ー「ありがとうございます！宝物にします！」
「んふふ、おねがいね(笑)」
ありがとうございました！これからも頑張ってください！ と言ってもらえて手を振ってお別れ。
丸「ええ子やね」
「ほんとにねぇ。 あ、これ美味しい」
丸「ひとくち」
食べていたお団子を１つ隆平くんのマスクをずらして口に突っ込んでそのまま歩く
丸「うんまぁ。買えばよかったなぁ」
「分け合うのも良いでしょ、ね？」
丸「せやなぁ。」
2人で笑い合いながら、食べ歩きしながら、手を繋ぎながら。
ずっと夢見ていたことが今出来ていて
本当に幸せだなぁ、と嬉しくなる
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作者名：しのはら | 作成日時：2017年7月29日 23時
