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及「……なんで気付いてあげられなかったんだろうね」
岩「……なんでだろうな」
多分、俺らがAを突き放した小4の時にはもう
俺らは悪い方へと変わってしまった。
突き放してしまったことで
Aは俺らと向き合おうとはしなくなってしまった。
だから黙って考えた。
考え続けて、考えすぎた。
Aはいつも答えをくれた。
困った時、迷った時、悩んだ時。
だから、俺らの方も答えを聞いてばっかりで
本当のAとは向き合ってはいなかった。
俺らが見てたのは本当のAじゃない。
知ってたはずなのに、その頃はやっぱり気付けなかった。
岩「……Aは考えすぎたんだ。
そして俺らは気付かなすぎた。」
及「……うん。」
岩「……悪いな、こんな雰囲気にするつもりじゃねぇんだ。」
及「そうだね。……まぁ、話を戻すと、俺らはその幼馴染のおかげで人のことをちゃんと見るようになった、ってことかな!」
花「そ、そっか」
及「あ、そうだ。明日Aのところ行くんだけどマッキーとまっつんも行かない?
二人をAに会わせてあげたい!」
岩「そうだな。Aも喜ぶだろ。」
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作者名:チェコに行きたいq | 作成日時:2018年2月27日 22時