鈍感な二人 (ページ42)

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やばい。亮ちゃんに告白された～！！

これがほんまやったら良いのに…。せめて今だけでも味わっとこかな…。

なんて思いながら俺は亮ちゃんのほうに体を向けて、

大「亮ちゃん、ほんまに？」

錦「うん」

亮ちゃんが下を見て答える。

大「ホンマに言ってくれてんの？」

なんていいながら亮ちゃんの顔を覗く。

今度は恥ずかしそうに目を合わせながら「うん」って言ってくれた。

大「俺も！＾＾」

めっちゃ笑顔で答える。

その瞬間亮ちゃんは顔が真っ赤になる。

滝「カット！！」

Aの声が聞こえた瞬間恥ずかしさが二人に戻ってくる。

お互い、目が合わせられへんようになる。

渋「大倉、最後の追い込みやばかったで笑」

すばるくんに笑われる。

丸「でも、二人ともやっぱり演技上手やね」
　「ほんまに付き合うんちゃうかと思ったもん」

横「確かにそれは分かるわ」

うん。まぁ、確かに亮ちゃんはすごいと思った。

あんなに恥ずかしそうやったのにすぐに恥ずかしさが抜けていってた。

俺は、ホンマの気持ちを言ってただけやから演技なんて要らんかったんやけどね…。

錦「マルも横山君も恥ずかしいからやめて！」

亮ちゃんがちょっと怒る。

そんな顔もめっちゃ可愛い。

ホンマにこの顔、写真に収めときたい…。

滝「じゃぁ、次はたっちょんやで！」
　「ラストやから気合入れて引きや！」

そんなん言われながらくじを引く。