忠義side ページ40
Aに急かされてくじを引く。
書いてあったんは「ハグ」。
これはほんまに恥ずかしいやつやん…。
滝「たっちょん、何引いたん？」
大「ハグ」
村「良かったな！ 当たりやんか」
Aが言うと思ってた言葉を村上君が言うからビックリした。
でも、これも同じ。
俺にとっては当たりやけど亮ちゃんにとってはハズレ…。
好きな人の前で男にハグされるとか嫌でしかないやろ…。
おそるおそる亮ちゃんの背中に手を回す。
どこまで密着していいか分からんかったから前のほうに倒れる姿勢になってもうた。
滝「たっちょんどんな格好してんの？笑」
∞-錦＆大「笑」
亮ちゃん以外のメンバー皆に笑われる。
これでも頑張ってんねん！なんて思いながら
大「亮ちゃん、嫌やったらもうちょっと離れるし言ってや？」
って言っといた。
それ聞いて亮ちゃんは離れるどころかちょっと空いてたスペースに体を入れてきた。
そんでゆっくりやけど俺の腰に手をまわしてきて、
錦「こんぐらい近づくのは嫌？」
なんてめっちゃかわいい子犬みたいな顔して聞いてきた。
大「全然いいよ＾＾」
錦「ほんまに？ よかった〜＾＾」
俺の答え聞いてめっちゃ可愛い笑顔になる亮ちゃん。
今、普通の顔できてるかな…？ 俺、今結構やばいんやけど…。
亮ちゃん可愛すぎひん？？ そんなん「嫌」なんていうやつこの世におらんやろ！
なんて周りからしたら結構キモい感じのこと思う。
カ「じゃぁ、そのまま笑顔でこっち見てくださーい」
カメラマンさんの指示に従って笑顔でカメラを見る。
カ「うん。 二人ともいい感じです！＾＾」
なんかカメラマンさんめっちゃうれしそう…。
というか今撮った写真、後でくれへんかな…？
後で聞いてみよ…。 そんなん思ってたら亮ちゃんの声。
錦「大倉、もうそろそろ良い？」
ハグの撮影は終わったのにまだ抱きついてた俺。
大「あっ、ごめん」
滝「たっちょん、そんなに亮ちゃんにハグしてたいん？笑」
大「うるさいな〜笑」
ここは笑ってごまかす。 やって、ハグしてたいんはホンマやし…。 否定する事もないし…。
そんな言い合いして亮ちゃんのほう見たらもうくじを引いてたみたいで顔が真っ赤。
大「どうしたん？ めっちゃ顔赤いで？ 大丈夫？」
錦「いや、うん。 大丈夫」
大「もしかして変なの引いたん？」
錦「うん。 どうしよ」
大「見せて」
亮ちゃんに見せてもらった紙に書いてあったんは「告白」。
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作者名：らら | 作成日時：2018年7月31日 19時
