思いの伝え方【SVT(97's,マンネ's)】ー短編集ー (ページ3)

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You side

『やーでも完全に私のせいですよね...私に直接聞きに来てもらって構わないのでそのミンギュさんの同期の人に本人に聞けって言っといてください』

そう言うのは私がちゃんと対応すべきですよね

「それはやだな」

『...もー!!なんでですか?すごいいい案だったと思うんですけど!』

これ上ない案だったのに...

「だってそうしたらお前がめっちゃ話し掛けられるようになって俺と話せなくなって俺の支配下に居るはずなのにどっかぷらぷら行くだろお前」

『...熱でもあるんですか...そんな、支配下って...まず同期からもうミンギュさんに迷惑来なくなるのに何が嫌なんですか...不思議な人』

「だってお前が俺の同期と話してんのいやなんだけど」

『なんでですか...それじゃまるで私を好きみたいになっちゃいますよ』

「あ、やっぱそう?」

『はい?』

「俺同期にお前と同期話してんの嫌なんだけどって言ったらAの事好きなのか?独占欲強すぎだろって皆に言われたんだけど、やっぱお前もそう思う?」

ほんとに熱あんじゃないかこの人...今自分が何話してるか分かってんのかな

『思いません、私ごときでミンギュさんが同期の人に嫉妬するなんて考えられません』

「そう?」

『まず自分が自分の恋に気付いてないってどんだけ鈍感なんですか...』

「あ、今なんて言った?」

『鈍感ですねって言いました』

「恋に気付いてないって言った?」

言ったっけ?と考えていたら車の後部座席から花束を出してきたミンギュさん

『何出してるんですか...花?』

「これ、同期におすすめされて買わされたお前の花」

『はぁ?』

「お前へのプレゼントだから。受け取って」

いや急すぎるでしょー

『えー、嬉しいですけどタイミングが』

「俺お前の事好きなんだな」

『いやそんな中途半端に言われても』

「え?」

『ほんとに好きなんですか?こんなにあっさりプレゼントもあげちゃって』

「ほんとに好きなんだけど?」

まっすぐ見つめてくるミンギュさんの目は嘘をついていなかった

『...』

「あれ?見る目ないって言わないんだ」

『え?』

「前のおっさんには言ってた癖に俺には言わないんだ」

『え、まぁ.....とにかく花束はありがとうございます』

「えー返事は?なんかもう色々触りたいんだけど」

『?!何言ってるんですかっ///』

もう色々パニックだ〜😖

「え〜ダメなの」

ダメです