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WZ side




『中学校どこに行ってたの?』




俺じゃなくて奴らに聞くことか?




奴ら「◯◯/△△」




『何してたの?ていうか高校に何しにきたの?』



奴ら「は?」



『まぁいいや、悪いことしてる自覚がないんだったらかなりのクズ。自覚さえしてるんだったら謝れるよね?』





こんなこと言われたら腹立つような奴らなんだろうけど色目を使ってそうな彼女には勝てないんだろう





奴ら「ごめん/すまん」




感情のこもってない謝罪




『謝るぐらいなら最初っからするな?』




少し口が悪く感じてしまうものも彼女がいうと全て丁寧に聞こえてしまうのはなんなんだろう





奴ら「…」




『きっとジフン君は別に謝られたい訳じゃないんだろうからそれでいいんじゃない?社会では通用しないと思うけど』





だいぶオブラートに包みながら悟す彼女はどこか強い魅力を感じる





全て彼女には見透かされているような気さえする





一時的に終わると思っていたイジメは自然燃焼されていた





それと同時に俺は彼女に恋していった












自分が誰かに恋するなんて思ってもいなかった




彼女もいらないはずだった




人は変わるんだな




別にAを追いかけようとも振り向かせようとも思わなかった




だが頻繁に俺の前に現れるようになったA




『ジフン君!やっほ〜』



「おう」



『今日暇だから一緒にゲームセンターに行かない?』



「…」



放課後こういう風に誘われるのはAが初めてだった




『暇だから寂しいの〜どう?』



「…」



『ありがとう!』




自分自身特に努力もしてないのに好きな人とここまで過ごせるようになったのは奇跡だ




最初の頃は助けてきたいじめられっ子全員にそういう対応をしてるんだなと思った




けど違う子を助けて離れていくと思ったらいまだに俺と良く遊ぶAに不思議に思った











「ゲーセンで何をするつもりなの」




『うーん… UFOキャッチャー!』




「…たのしいかそれ?」




『ジフン君が居ればなんでも楽しくなるよ!』





こういう事を無意識で彼女は言ってるんだと思う




無意識のうちに思わせぶりをしている




今までなら早く帰りたいと思っていた俺が女の子と放課後を過ごすようになるなんて




自分でもびっくりだ




そしてまたそれを楽しみにしている俺にもびっくりだ




今だって緊張してたり期待してたり忙しい

・・・→←紫君子蘭-woozi-



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作者名:みかん | 作成日時:2024年3月12日 1時

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