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紫君子蘭-woozi- ページ25

WZ side




俺が望んでた高校生活はこんなんじゃない






クラスメイト「おいチビ」




クラスメイト「チビだから届かねーんだ」




クラスメイト「女か」





周りに比べて少し小さいからってよくそんなに悪口考えられるな





もっと違うところで労力使ったほうがいーと思うんだけどな





結論から言うと俺はいじめられている





いまだに善悪の知識もつかねーやつに構ってる暇はない





早く家に帰って飯でも食いたいもんだ





高校入学して早々いじめを受けた俺は友達というものも作る気はなかった





彼女なんてその倍以上にいらない存在だと思っていた





だがある時、そんな俺の前に救世主という名の天使が現れた





いつも通りチビやらなんやら言われていた。だが




??「ここのクラスだよね?」




ある女子が教室に入ってきた




それは学校で女神と言われるほど顔も性格もいい女子で今まで沢山のいじめられっ子を救い、沢山のいじめ問題を解決してきたカンAだった





俺でも知ってるほど顔の広い生徒だ




クラスメイト「Aちゃん!」



『初めまして、カンAです。イ・ジフン君で合ってるよね?…なんか強そう』



「…初めまして」




第一印象は強そうらしい




『ナナちゃんがジフン君に話したいことがあるんだって。聞いてあげられる?』



「、うん」




てっきりなんか怒鳴ったりでもするのかなと思ったらナナっていうやつからの伝言




ナナ「…」




俺はクラスメイトと一緒に教室を離れた





教室に戻ってくるともうすでに彼女はいなくなっていた




そして俺は少し変な空気を感じた




今まで散々いじめてきた奴数人が俺の目を見ては逸らした




一番の犯人は俺に反応しなくなっていた




「…」




彼女が何か言ったんだろうとすぐ気づいた




俺がいないところで注意をして一時的に沈めてくれた彼女は人への気遣いが些細なところでできる子なんだなと感じた




でもそんないじめも一時的に静まるだけだと思った




次の日の朝、また教室にやってきたAはまっすぐ俺のところに来て




『おはようジフン君。昨日謝ってもらった?』



「お、はよう。いや、、、」




『はぁ?…ちょっと〜昨日あんだけ言ったよね?』




そういじめっ子らに言った



奴ら「…」




『耳ついてるの〜?聞いてくれないの〜?』




奴ら「聞くよ」




彼女のあざとさに負けた奴らは話を聞き始めた

・・・→←・・・



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作者名:みかん | 作成日時:2024年3月12日 1時

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