思いの伝え方【SVT(95's,96's)】ー短編集ー (ページ22)

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WN side

「先にベッド行ってて」

『ん』

これから始まる事に期待しているAだがそんな簡単には始まらせないよ

だってこんなに甘い花を男から貰っただなんて

きっと男から貰った時はそんなに香りは強くなかったはずだ

なぜならこの花は夜になると香りを強くさせるから

男もこの花の意味知ってるのか?

花言葉を理解して花を選ぶ奴なんか多くないんだろうけど

俺はAが貰ったという花を持って寝室に行った

『オッパ、花持ってどうしたの笑』

「ん?いや、何となく」

『ははっ、変わった人間だね』

「そんなに面白い?」

この子のツボはよく分からん

『うん笑花に詳しい男性っていいね』

「別に詳しいわけじゃねーし」

『そう?』

そう?じゃねーわ

「さぁさぁ、寝ますか」

『え?』

「ん?何?」

意地悪したくなっちゃうよねー

『いや...なんでもない...』

「何すると思ってたの?」

『なんでもない!寝よ!』

そう言って布団にくるまってしまったA

「なー何考えてたのー」

俺も布団に潜ってAを捕まえた

『なんでもないっ...眠いんでしょ?寝よ?』

「えっち」

『っ〜〜///うるさいっ』

あーもう全部にそそられるわ

「可愛いね〜俺とできる余裕なんかあるんだー」

『...(無視)』

「俺に着いて来れるんだー」

『...(無視)』

無視ばっかりされるから持ってた花でAの耳を擽った後噛んでみた

『あっ、ちょ、おっぱ!バカじゃないの!』

「あ、今なんつった?」

『...ごめんなさい』

「今日は寝れないね?」

やっぱ反応がいい女の子はいいわ