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JN side




2.3年前のある日、俺は刺激的な恋愛がしたいとか言ってた気がする





ということで今日はちょっといつもより刺激的な夜を彼女と過ごすつもりです





Aの特性、『満月の日の夜に甘い香りを放つ』を使ってAの匂いに酔いしれる夜を過ごしたい






でもA本人は自分の匂いがわからないため色々調べまくった






「A〜」





『ん〜?』





「まだ?」





『何が?』






結構夜遅い時間なんだけどな。まだ匂いが強くならない






『だから、月の光に当たんないと強くならないって笑』






そうだった、満月に照らされると香りが強くなるんだった






「じゃあベランダ行こ」






俺はAの腕を引っ張ってベランダに出た






「ちょうどいいところに月がある!」





それは正真正銘の真正面にあった





「ん〜っ」





Aを後ろから抱き締めて首元に顔を埋めた






『なーにー』





そう言って俺の前髪を撫でてくるAと目を合わせて






「早くして」





と耳元で言うと匂いが一気に強くなった






「うわっ」






無意識に声が出てしまうほど甘ったるくて表現しにくい匂いだ






『なんでだろっ、そんなにまだ月に当たってないのにっ』






確かにベランダに出てそんなに時間は経っていないはずだ






「なんでだろうね、不思議」




『ん〜っ』





耳元でふふっと笑うと分かりやすく反応するA






「今日はねいつもと違う夜を過ごしたいんだー」





『どんな?』





「今日はいつも以上にAの匂いに酔いたい」






しっかりとAの腰を抱いて耳元で囁いた






「でもAにも匂いに酔ってもらいたい」






俺のベッドですることで確実にAは俺の匂いに包まれるはずだ






だけどその俺の匂いに包まれた後、もっと甘い匂いに包まれてほしい






そしてその匂いに包まれたAを抱き潰したい






そろそろ匂いが周りに充満してきた頃だ






「ベッド行こ」

・・・(ちょっと※)→←月下美人-jun-



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作者名:みかん | 作成日時:2024年3月12日 1時

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