三色菫-s.coups- ページ1
You side
今日はどうすれば先輩に会うことができるのかな
「Aさん、この資料整理しといてくれませんか?この後会議があって定時までに終わりそうにないんです…」
『わかりました。会議、頑張ってくださいね』
「ありがとうございます!」
私にとって仕事を回してもらったり、頼ってもらえるのは好都合だ
お人好しを演じている私は今のような対応を年齢関係なくしているから同業者の人からはできる女という認識をしていただいている
それもこれも全部私の計画通りだ
私にはずっと思いを寄せている先輩がいる
同じ会社で社長の息子であるチェスンチョルさん
社長の息子というだけあって顔は広いし人脈も深い
次期社長という肩書きもある
そんな彼はハイスペックなだけでなく顔も美しく男性らしい体つきをしていて会社では女性のほとんどが心を奪われているだろう
私も例外ではない
そんな彼と今以上の関係を目指している私は彼に認めてもらえるよう誰よりも仕事をこなせるよう努力してきた
その結果
「Aちゃん、お疲れ様」
『スンチョルさん!こちらこそお疲れ様です』
声をたくさん掛けてくださったり、ご飯を奢ってくださったりしてくれるまでになった
「あれ、また仕事増えてる?」
『あ、はい。後輩が会議があったそうで…』
「そっか、いろんな人に頼ってもらえてるんだね。俺の知ってる社員の中でも相当頑張ってるよ」
またビミョーなラインを出してきますね…
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作者名:みかん | 作成日時:2024年3月12日 1時