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安室透はいつの間にか消えていて、それに気づいたと同時に私の携帯がメールを受信する。
「...はぁ」
相手は「降谷さん」である。
『お前は俺をどうしたいんだ』
簡潔な内容だけど、イライラはすごく伝わって背筋が凍る。
だってだって、安室透と降谷零は別じゃない！！
『何のことでしょう』
急いで打って返信する。
すると10秒も経たないうちに返事が来た。
...暇か。
『車で待っていろ』
ゲーーー、やっちゃった！
1人で携帯片手にあんぐりしていると、隣のコナンくんが不思議に思ったのか私の顔を覗く
「...安室さん、やっぱり怒ってんだろ？」
「...その通りでございます」
2人の時は工藤新一口調なところも堪んない...
じゃなくて！
「どうするべき？」
「僕知らなぁい」
「ふざけんなこのガキ」
コナンくんの頭を両側からグリグリと押し付けていると、再び安室透が裏から登場した。
「わあ安室さん今日もイケメンですね！」
「本当ですか？ではお付き合いしましょうか」
「コーヒーくださあい！」
必死でご機嫌取りを試みるけど、安室透(降谷さん)にそれが通じるわけもなく。
寧ろ逆効果...？
＿＿
「助手席だ助手席」
「はい、すいません」
なんかこのシチュエーション、身に覚えがあるような？？？
学習せず、慣れで後部座席に座って待っていた私を、突然バンとドアを開けてこの一言。
私の上司怖い。怖いよお母さん。
「それで？」
説教をそれで？で始めるのマイブームなんですか降谷さん。
「...おい」
うわああすんませんすんません！
「はい。えっと、あの、降谷さんと安室さんを全く別人だと思って接していまして...」
「よく上司に挑発的な態度を取れるな？」
うわあ、ガチだ。目がガチだ。笑ってるのに目が笑ってない。イケメン。怖い。イケメン！
「そ、そんな、挑発的だなんて、...ハハハ」
「...はぁ」
もう少し教育が必要なようだ
そう言って降谷さんは車を発進させた。
...お決まりですね。かっこいいです。はい...
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莉奈 - 更新頑張ってください。楽しみに待ってます。応援してます。 (2018年10月24日 2時) (
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作者名：Sapu | 作成日時：2018年6月3日 18時
