大人 ページ9
❁⃘
『ね、今日倫也くんと会うんだよね！』
偶然二人ともTBSで仕事だったから、同じ車でTBSに向かう。
運転席のマネージャーさんの背中を見つめながら隣の流星にそう声をかけると、バッと振り向いて驚いているようだった。
「.....なんで知ってんの」
『倫也くんに聞いたの』
「はっ？」
『明日彼氏くんに会うよーって！いいなぁいいなぁ、私も会いたい！』
「ぜってー会わせねぇ！」
流星は、私が中村倫也くんのファンだと知ってるのになぜかいつも会わせてくれない。覗き込むように言ったら、私の頬を片手で掴んでそう言ってきた。
『なんで！』
「それくらい分かればか」
ちょうどTBSに着いたようで、そのまま降りていってしまった流星。目立ったピンクの髪が私を振り向いて、ペロッと舌を出して歩いていった。
❁⃘
R side
はじこい男メンバーでの撮影が終わって、Aも撮影が終わる頃だな、と時間を確認した時。
『倫也くん！！』
「.....は？」
中村くんが控え室から出た瞬間、外の廊下からAの声がして。急いで俺も廊下に出ると、Aがぴょんぴょん跳ねながら中村くんと手を合わせていた。
「Aちゃんひさしぶりだね」
『久しぶり！相変わらずかっこいい！』
「はは、かわいい(笑)」
Aの頭を撫でようとする中村くんの手を掴んで、二人の間に壁を作った。
「なんでいるの？」
『あー...と、流星に会いに来た！』
「うそつけ。バレバレなんだよ」
『へへ...倫也くんっ』
俺を押しのけて中村くんとまたも話しだすAにイラつきながらも、俺も小さい男になったな、と呆れた。
「はじこい見てくれてるんだってね。Aちゃん誰推し？」
『もちろん山下先生！』
「は？お前家でゆりゆりかっこいいって騒いでんじゃん」
『あっ、あれは！ほら、ね！』
ほら、なんだよ。
目の前で楽しそうに話すAに、どんどんいらだちが募っていく。
『春見先生になりたかったあ〜』
「じゃあ俺Aちゃんにフラれんのか、やだなあ」
『えっ！？いやいや、私が春見先生だったら絶対山下く、』
必死で話すAの口元を後ろから押さえて引き寄せて、中村くんを睨む。
片方の口角を上げて俺を見下ろしながら笑う中村くんに内心イライラした。
「こいつ、俺のなんで」
❁⃘
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あいばーる。(プロフ) - はりりんさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ありがとうございます！検討致します(><) (2020年3月11日 14時) (
レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - アイさん» 遅くなってしまいましたが、ありがとうございます！検討致します！(><) (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - Runaさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！検討致します！ありがとうございます！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - 桜桃さん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - ribonさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいばーる。 | 作成日時：2019年3月28日 18時
