ニューヘアー ページ12
❁⃘
舞台挨拶の前に髪を染めると言っていた流星にどれだけ何色か聞いても、帰ってからのお楽しみね、と言って教えてくれなくて待ちきれず舞台挨拶が終わるのを待っている。
一緒にお仕事だった山��の賢人くんが、スマホ画面に夢中な私に隣からちょっかいをかけてきた。
「ねーえー、俺はー？」
『賢人くんかっこいいよぉー』
「思ってないじゃん。何色にしたらそんな興味持ってくれるの？」
『ん？...肌色』
「キモイ！絶対Aちゃん俺のこと避けるよね？」
私の頬をツンツンする賢人くんに、適当に答えるとそう言われたから、脳内で想像してみる。
『うん、確実に避ける』
「絶対しないからこれからもよろしくね」
私の肩にコテっと頭を乗せてくる賢人くんを軽く押し退けているとニュースが更新された。
その中には、"横浜流星"の文字もあった。
『うあぁきた！』
「うおっ」
バッと立ち上がった私に、驚いた様子の賢人くんを放っておいて、心の準備をしてから、ニュースを開いた。
❁⃘
R side
舞台挨拶が終わって、次の仕事に向かっているとき電話が鳴った。
少し予想はしてた。帰ってからのお楽しみって言ったって、きっとAはファンのように待機してくれる。
「もしもし」
＜りゅ〜〜せ〜〜！！＞
「はは、うん」
＜う〜〜あんなかっこいいとか聞いてないよ！！＞
「かっこよかった？」
＜うん！！早く会いたい...＞
「俺も早く会いたい。...A」
＜ん？＞
「好きだよ」
＜.....私も＞
照れてるAが目に浮かんで、会いたい気持ちが膨らんだ。
❁⃘
家に着いたのは12時近かったのにAもまだ帰ってないみたいで、静かな玄関で靴を脱いでいると後ろのドアが勢いよく開いた。
『あっ、りゅ.....』
バッと顔を上げたAは、俺を見て固まった。
「おかえり、A」
『.....ただいま...』
放心状態のAがかわいくて、お姫様だっこをしてリビングに連れていった。
「どう？」
手を伸ばして俺の髪を触ろうとするから、前屈みになって触りやすいようにしてあげると、ふわふわと俺の髪を撫でた。
『かっこいい...』
「Aも染めるか」
『染めよっかなあ』
ぎゅっと抱きついてくる甘えたで小さなAを、優しく抱きしめ返した。
❁⃘
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あいばーる。(プロフ) - はりりんさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ありがとうございます！検討致します(><) (2020年3月11日 14時) (
レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - アイさん» 遅くなってしまいましたが、ありがとうございます！検討致します！(><) (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - Runaさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！検討致します！ありがとうございます！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - 桜桃さん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいばーる。(プロフ) - ribonさん» 遅くなってしまいましたが、ご愛読ありがとうございました(><)！ (2020年3月11日 14時) (レス) id: 5b4c9258d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいばーる。 | 作成日時：2019年3月28日 18時
