心が奪われる前に【Snow Man】

28.ノってみる ページ28

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岩本「これからもっと楽しませてくれんだろ？」



にやにやしながら顔を覗き込んでくる



「離れて」


岩本「お前も楽しみてぇんだろ？」



「お望みどーり」って聞こえたと思えば、私を抱き上げて机に座らせる



岩本「じゃ、いただきます」



見上げてくる岩本の顔が近づいてきたと思ったら、横から誰かが岩本を止めた



岩本「は？なに」


渡辺「今日は俺が食うからダメ」



急な制止にさすがの岩本もびっくりしてる



岩本「んだよそれ。邪魔すんな」


渡辺「夜まで溜めときてぇの。明日にして」


「どちらの味方をするつもりは無いですが、私は今日ご飯だけのつもりなんですけど」



私が言った途端、メンバーが騒ぎ始めた



ラウ「ご飯ってなに！」


向井「もうそのステップまで行ったん？！」


佐久間「大人デートかよ！！」



うるさいな、なんて耳を塞ぐと渡辺によって手を離されて



渡辺「帰すつもりねーから」



そう言い残してソファの方に行った渡辺



岩本「…お前、翔太に食われんの」


「食われません」


岩本「ムカつく」



私が机から降りないように手で囲っていた岩本はそのまま私にキスした



阿部「あーあ翔太、結局してるよ」


渡辺「…もーいい」



ソファで拗ねてる渡辺をちらっと見ると、それを見逃さなかった岩本が私の頬に手を添えて



岩本「…こっち見ろって」


「スタッフさん来ますよ」


岩本「別にいんじゃね」



また乱暴に唇が重なる

いいわけないわコノヤロー。


どうせ離してくれないんだろうから、拒否するのもめんどくさくて首に手を回してみる



目黒「え、ノッてる」


ラウ「うわやばい！Aちゃん色気が！」


深澤「もう諦めたな(笑)」



舌を絡ませてくる岩本にノッてみる。私別に経験豊富なわけじゃないんだけど。



岩本「…やればできんじゃん」


「嬉しくない」



無邪気な笑顔で笑ってる岩本はなんだか別人みたいだ。年上だけど年下みたい。




渡辺「あーーマジで。それを俺として欲しかったんだけど」


阿部「まあまあ、翔太は翔太なりに(笑)」


深澤「俺もそろそろ攻めないとだなー」



おい深澤、そんなトーンで言うことじゃないっつーの



岩本「あー、もっかいしてえ」


「どけや変態」


岩本「言うじゃん」



やらかした。火をつけてしまったらしい。再び始まったキスにはもうノッてやんない




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