MIO (ページ20)

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「なか、入ろっか。」

そして大橋をソファに座らせて、

手を握った。

「俺、なんかした？」

黙って泣いている。

「言ってくれへん？お前を苦しめたくない」

頼むから泣かんといてや。

大「…

あのな丈くん」

話してる時の大橋は、

悲しそうで。

俺、そんなひどいことしてたんかな。

大橋に思いが伝わらない。

どうすればいいん？

俺だって5対5になりたい。

なれてたと思ってたのは、

嘘やったんかな…。

「大橋、おれ…」

大「丈くん、今日はもう寝よ」

「、うん」

寝ようなんて言われても、

そんなすぐに寝れなくて。

大橋を不安にさせた自分への

絶望感が俺を支配した。

でも、

苦しんでる大橋が

可愛くて、綺麗だと

思ってしまった。

俺ってほんまにクズやな。

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http://uranai.nosv.org/u.php/novel/honomikazu4/

↑Naniwa Princess

もう一つの作品です！
紅一点ものです、ぜひどうぞ！