34話 ページ36
「美味しい?」
『凄く美味しいデス…』
顔が、赤いのが分かる。
好きな人にあーんして貰った、と言う事実が
こんなにも恥ずかしいなんて…。
しかも、あーんしている当の本人は
顔色1つ変えていない中、
自分だけ真っ赤に顔を染めているというのが
ひっっじょーに恥ずかしい。
ほらさ、夏油の目がさ、
がっつりペットかなにかに餌付けする
飼い主みたいになってるんだよね。
なんだろう…慈愛??慈愛かな??
慈愛の光に満ちてるのかもしれない。
恋愛的な…いや、
友人的な感じですらないのも
恥ずかしい要因の1つ。
私だけじゃん、意識してるの。
寂しいような気がする…が、
心のどこかで安心していた。
その理由は分からないまま、
次のマカロンが差し出される。
「はい、どうぞ」
『イタダキマース』
くっそ、こうなったらヤケクソだ。
この状況を生み出したのは
夏油様だかバレンタインの神様だか
そんなのは私は知らないけど、
私はただただ赤くなって終わりの
恋する乙女じゃないからな。
全力でこの状況を楽しんでやる!!!
私は神、私は神、私は神…そうっ!!
私は神だからいける!!
差し出されたレモンマカロンは
意外にも爽やかな甘さだった。
『夏油、もう1個!』
「!!…うん、いくらでも。」
若干照れた表情を夏油は見せる。
え、美味しい、これ、めっちゃ美味しい。
マカロンとかタルトとか
夏油とかぜーんぶひっくるめて
「…君は本当に可愛いな」
『うん?』
「…………っいや、反応が」
ねえ、今褒めたの??
褒めたって事でいいんだよね??
…ねえ??
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chiaki0708(プロフ) - わぁーーーーぁーーーすっっっっごく良きな作品でした!!!夏油さん推しの方是非!!読んで欲しい!!!! (2022年1月17日 8時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!完走までお付き合いいただき、本当にありがとうございました…!すみません、気がつきませんでした。急遽修正いたします。ご報告ありがとうございました…!! (2021年3月10日 20時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - 完結おめでとうございます!!お疲れ様です。あとがきの1行目が、めまして、になってます。新作も読ませていただきます。 (2021年3月10日 20時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます!コメントをいただけると執筆が捗ります☆そうですね、神様は優しくて優しくないって誰かが言ってたような…。展開は遅めですが、これからも更新頑張ります! (2021年3月6日 7時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - バレンタインの神様って、優しいのか、意地悪なのか、わからないですね(笑) わーい!!やっと二人がキスした!!嬉しい!読んでて楽しいです!更新頑張ってください。 (2021年3月5日 23時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白揚羽 | 作成日時:2021年2月25日 15時