【呪術廻戦】ちょこれーと廻戦【夏油傑】

６話 ページ8

３時限目、実技。



３人でぺちゃくちゃ喋りながら
屋外訓練場…長いな、校庭に移動する。

私の戦闘スタイルは術式だが、
一応刀も使えるよう訓練している。

体術も使えなくはないが、
体術は男女の差がでるからねー。

正直体術で勝負するとなると、
高速で相手の骨を折りにいくしか
なくなっちゃうから。先手必勝だね！



『ということで折ります』


｢やめろよ｣


『硝子に治して貰えば？』


｢痛いもんは痛いじゃん｣






ジャージに着替えた私達は
授業が始まるまでの間、また歓談を続ける。







｢ジャージ新調したんだ？｣


『そう。硝子が選んでくれたやつ』



黒地に赤のラインの入った、
シンプルデザインのジャージ。

可愛いし、脱ぎ着がし易いし、
動きやすいし、通気性はいいしで
なかなか気に入っていた物だ。


因みに今日は体をしっかり動かす予定なので
動きやすいように
キュロットパンツ型の短パンを着用している。

寒さ？可愛いには変えられないし。
山の中とはいえ、ここは東京。
東北と比べたら春だよ、春。寒いけどさ。



『しっかり体動かしておかないとなぁ…』



骨を折るなんて久しぶりだし…
上手く折れるかな？



｢心の声が聞こえてんだよ。お前の思考が怖えよ。｣


『綺麗に折れないと骨の破片が筋肉を傷つけてめっちゃ痛いよ？』


｢折るところから１回離れろ、お前は｣


｢別に綺麗に折れなくても私が反転術式使うから問題ないよ？｣


｢うん、やっぱおまえら高専生徒だわ。｣




どの口が言うんだろうか…？

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