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20話 ページ25

…まあ、突入してしまった物はしょうが無い。


ある程度時間が経っても
帰ってこなかったら様子を見に行くし、
どうしようもなくピンチになったら
真希が呼ぶだろう。
それにあそこには里香も居る。


『(…さあ、どうなるかな)』


私は教育者には向いていない。
そんなのは知っているのだが、
教え子が成長する前兆を感じ取る、
この喜びはやはり良い物だ。



「…楽しそうじゃん?」



『まーね』



悟に軽く睨まれるが全然怖くない。
だって2歳児だもん。
睨んでも全然威圧感がない。



『なあに?嫉妬?』



揶揄うようにそう言って目線を合わせる。
…いや、実際には
一人しゃがんだ感じなんだろうけど。

なんだろう…凄く自分の行動が滑稽に思えてきた。



「…そう、嫉妬」


『くすくす…可愛いなぁ』


ほっぺを膨らませる仕草はその容姿に合っている。
いや仮にも同級生に可愛いってのはありかな?
…ありだろ。事実だし。

悟は再び不機嫌そうに眉を顰める。
しかし、目は怒ってない。



「お前…ほんと、元に戻ったら憶えてろよ」



そうやって、配慮してくれる辺りが悟だ。



『じゃあ元に戻る前にできることやらなきゃね…おままごととか』



「うん?」



『でも実際は27歳だからな…ああ、昼ドラっぽくしよう。私と悟で傑を取り合う。硝子は密かに傑に想いを寄せるお手伝いさん…とか。』


「1回硝子に頭診て貰った方が良いんじゃねぇの?」



ツッコミに躊躇いがないのも悟らしい。
私は無邪気に笑った。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:ラブコメ
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ピコピコ - ほんっと、いつでも笑かしてくるよね (2021年7月9日 23時) (レス) id: 44294a6bf9 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 奏羽さん» 誤字報告ありがとうございます…!すみませんうっかりしてました!急遽修正いたします。ありがとうございました!! (2021年2月11日 11時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
奏羽 - 35話の最後の番付、<向きではなく、>では?悟くんが下戸なのに1番飲める人になってませんか……? (2021年2月10日 21時) (レス) id: fb6cdaa9f5 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 古高 カスイさん» コメントありがとうございます…♪特級の人達はきっと色々な意味で規格外なんだろうなぁ…などと考えつつ書いてます。彼ならなおさら(笑)今後も笑いを提供できるよう頑張ります!! (2021年2月10日 21時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
古高 カスイ - こんにちは!校歌と国家斉唱には吹きました(笑)カラオケセット衝動買いはびっくりです。お金持ちはやることが違うってことですかね(笑)更新頑張ってください。 (2021年2月10日 20時) (レス) id: 4f2d26b0e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白揚羽 | 作成日時:2021年1月31日 16時

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