【呪術廻戦】ねこ五条先生といっしょ！２【五条悟】

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『(帰りたいなぁ…)』


朝っぱらからこんなことを考えるのには
もちろん理由がある。



偽造デート１日目。



お相手はあ(・)の(・)五条悟なので、
適当にお洒落してメイクして…というのは
駄目だろうと考えてできる限り頑張った。

私はいつも約束時間の
１０分前には集合するタイプなので
その様に集合場所に向かいー、
その子にできた女の山に溜息をついた。

硝子からの事前情報があったが
まさかここまでとは…。
恐らくこの先に五条悟さんがいるのだ。

ここに突入しなくてはならないのだろうか。
そしてこの中央にいる
五条悟さんを連れ出さなくてはならないのか。

硝子が｢着いていこうか？｣などと
ぼやいていた理由がなんとなく分かった。


笑いしか漏れてこないというか…
うん、とりあえず写真を撮っておこう。



写真を撮って確認したときに
あることに気がつく。


…あれ、これ見たことがあるぞ。


慌ててフォルダを探せば、
似たように女の子の猫たちに囲まれた
五条サンの写真が見つかった。


『(これかぁ)』


実に似た状況である。

似すぎてて笑えてくるので
その２枚を硝子に送り付けておいた。

反応が気になったが、
とりあえず目の前のことに専念する。
…うーん、やっぱり帰りたい。




女の人をかき分けかき分け…
あ、今男の人いた…
かき分けかき分け遂に中心地点。


『(デートは止めた方が良いのでは)』


大変他人事だしお節介だとは思うが、
この人の彼女だったり
奥さんだったりする人は大変だろうな。



そう考えると五条悟さんと五条サンだったら
五条サンの方が良いな。

猫だったら笑い話だが、流石にこれは…ひく。

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