【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

４７話 ページ48

見慣れた天井。

懐かしい敷き布団。


枕元にあった時計の針を見つめて、飛び上がる。



『やばっ、遅刻じゃん！！』



めざまし鳴らなかったんだけど、
なんて文句を呟きつつ、
慌てて部屋の扉を開く。


扉の先には、部屋の扉の
すぐ側で正座する姉(・)さ(・)ん(・)。

え？なんで正座してんのさ。



『姉さん、何やってんの！仕事は！？』


｢は、A？｣



そうですよ、
あなたの妹の家入A1(・)7(・)歳(・)です！




んんん？


というか、ここ、実家じゃね？？



しかも、何だか寒い。

冬は終わったと思ってたのに。


出戻りかよ…あれ、何だろう、凄い違和感。



『小さい…？』


遅刻の事に気を取られていて
気がつかなかったんだけど、
視界が凄い低いような…。



『…今、何年何月何日？』


｢２０１７年１２月２４日だけど｣


『半年以上経ってるじゃん！？』



何があったのよ、私。

まさか寝てたのかな。


最期の日からの記(・)憶(・)が(・)な(・)い(・)んだけど。

なんか、変な感じ。



『申し訳ないんだけど、何が起きてるのか教え…』



途端、全身を貫く激痛。



皮膚の内側で肉が
増えたり減ったりしている気がするし、
骨がミシミシ音を立てている。



『いったーい…１０トントラックに跳ねられた時みたい…』


｢はねられたことあんの？｣



ないけどさぁ…激痛なんだよ。



『あっ、なんか戻った』


私の体、大きくなったり
小さくなったりしすぎじゃない？
これはもはや術式レベル。

狭いところに入って行けそうで
便利だな…激痛だけど。



『んで、何が起きてるのか教えて』


｢とりあえず服着てきなよ｣




足元で、今まで着ていた服が弾け飛んでいた。

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