【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

２６話 ページ27

『真希ちゃんならきっとできるよ！』


｢Aは私をなんだと思ってるんだ｣





…ゴリラ？(筋力とか運動神経的な意味で)





真希ちゃんもゴリラだし、
パンダくんもゴリラだし、
悟くんもゴリラだし、
京都校の東堂葵もゴリラだし、
なんなら京都校の加茂憲紀もゴリラ(ドーピング)だよ。



もうほんと、呪術って何？



真希ちゃんと加茂憲紀に至っては、
お前ら呪具使いじゃねーのかよ、って。



『石ころなんて簡単に砕けるよ？ペンで“九”って書けば良いだけ』


｢その心は？｣


『“石”に“九”を“+(たす)”と“砕”ける』


｢やっぱり頭良いな、おい｣



幼女なめんな、私めっちゃ頭がいいの。
さあ、もっと褒めて！


ゴリラ並みの筋力がない代わりに頭がいいの。

頭もよくてゴリラな
東堂葵ってやつもいるけど。



｢あ、おーい！待った？｣



向こう側から、ひらひらと手を振って
やってくる悟くん。
その後ろに棘くんと憂太くんとパンダくん。

みんなお揃いのトンボ柄の浴衣を着ている。

棘くんは甚平だけど。


パンダくんのあれは
夜蛾先生のお手製なのかな？



｢超待ったわ。おせぇんだよ。｣


｢ごめんごめーん。女の子達に囲まれちゃって。｣


『雅びに散らしてきた？』


｢うん雅びに散らしてきた｣



え、雅びに散らすってなに？(発案者)



『みんなお揃いだー』


悟くんも棘くんも憂太くんも
パンダくんもトンボ柄の浴衣。
私も真希ちゃんもトンボ柄の浴衣。

お花柄を着ようと思ったのに
トンボ柄を差し出されたのは
お揃いにしたかったからなんだね。



『このトンボ柄って…』


｢え、僕のお気に入り♡｣



きゅるん、とかわいこぶる悟くん。


いや、そうじゃなくて。



『このトンボ柄ってずーっと見てるとドラえ●んに見えてくるよね』


｢ふっざけんなよ、もう着れなくなったじゃねぇか｣



悟くん、被ってた猫が剥がれてるよ。

２７話→←２５話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す