【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

１０話 ページ11

『行かない行かない行かない行かない！絶対行かなーい！！』


自分の部屋にお菓子や水、
簡易トイレや突っ張り棒を持ち込んで
完全籠城を始めた私。

扉の奥には、棘くん、真希ちゃん、
パンダくん、憂太くんが立っている。



｢ほら、そう言わずに｣


｢たかなぁ？｣


｢ほら、Aちゃん｣


｢硝子さんが水着も買ってきてくれたぞ。私とお揃いだぞ。｣




『いっ…くない！！』




危ない危ない。
ちょっと心が揺れた。

ずるいぞー大人げないって言うんだぞ、そういうの！



｢ほら、美味しいかき氷も売ってるってよ｣


『パンダくんは私が食べ物で釣られるチョロい女だって思ってるって事？』


｢今、若干扉の鍵開けかけたよな。｣



きのせいだよ、
気のせいに決まってるじゃん。
そんなチョロい女の子じゃないもん。



｢しっかし、なんでいかないんだ？｣



泳げないからだよ。

知らない人いっぱいだし、
知らない呪霊いっぱいだし、
片っ端から片づけてたら
泳げずに１日が終わったし、
なんかもう色々嫌だったんだよ。


幼女に仕事させるなよ上層部。


ついでに言えば私は回復要員だこの野郎。

非戦闘員なの、分かる！？



『えーっとえーっと…ほら、憂太くんが今週生理だから…』


｢えっ…マジか？｣


｢Aちゃん？？｣


あー…どうしよう、幼女だから
いいかんじの言い訳が思いつかない…。



『じゃ、じゃあ、棘くんの腕が爆発するから』


｢おかか！？高菜、明太子！！｣


｢もうそれは風邪とかでよかったんじゃないか？｣


『うん、じゃあ、風邪で棘くんの腕が爆発するから…』


｢雑にも程があるだろ｣



幼女(６歳)に高等テクニック求めないでよ、
１６歳児達！！

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