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上着とかも置いてきちゃったからこの時期結構冷える。
俺は仕方なくズボンのポケットに入ってた小銭であったかいココアを買った。
藤「はぁー、俺何やってんねやろ。」
たかがメンバーと楽しく話してるだけで嫉妬とかちっちゃ。
古ぼけたイスに腰をおろす。
両手で持ったココアのおかげで指先だけはあったかくなる。
でもそれに比例するように心は冷めていって虚しさだけが残った。
重「流星！」
藤「…シゲ…、なんで？」
重「なんでやあらへん。風邪ひいたらあかんからとりあえずこれきとき。」
いきなり走って現れたシゲは息を乱しながらも、着てたダウンを脱いで俺にかけてくれた。
サイズはきつかったけど残ってるシゲの温もりがここちよかった。
藤「シゲが寒なる。」
重「ええから。」
シゲはそれだけ言うと俺の隣に腰を下ろした。
肩と肩がぶつかるくらい近くて、話すのが久々っていうのもあって緊張して心がはねた。
重「てかいつまでシゲって呼ぶん？」
藤「え？」
重「二人のときは大毅って呼んでってこの前約束したやん。」
ぱって振り向くとシゲがいつもみんなに見せるようなおちゃらけた顔じゃなくて、真面目だけどどこか優しい目で俺を見てた。
藤「だ、大毅…。」
重「ん？」
藤「え？」
重「流星が呼んだんやろ？」
藤「……。」
顔をのぞき込むように大毅が近づいてきて耐えられなくなってぷいっとよそを向いた。
重「うそうそ、ごめんな？ さっき神ちゃんに怒られてもうてん。」
謝りながらぽんぽんと俺の髪をなでた大毅は世界一かっこいいと思う。
重「嫉妬、してくれたんやろ？」
藤「っ…、ごめん…。」
重「なんで流星が謝るん？俺は嬉しかったで？」
その声に顔を上げるとニコニコしながらココアを持つ手に大毅の手が重なった。
物理的にはココアの方があったかいはずなのに、大毅の手は魔法みたいに俺の心もあったかくした。
藤「…今日、大毅んち行ってもええ？」
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星乃叶(プロフ) - 深雪さん» それもこれも読んでくれる皆さんのおかげです！ これからもよろしくお願いします(^ω^) (2018年1月22日 0時) (
レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 移行するんですか？！おめでとうございます！引き続き作品の方見させてもらいますね(n‘∀‘)η (2018年1月21日 23時) (レス) id: 33a3185178 (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜(プロフ) - 星乃叶さん» はいっ！(^-^) (2018年1月21日 21時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 茉央さん» 了解しました！！久々青さん総受け頑張りますヽ(*´∀｀)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜さん» ほんとにありがとうございます！！これからも精一杯やってくのでぜひ応援してくださいヽ(*´∀｀)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星乃叶 | 作成日時：2017年12月15日 15時
