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重「てかさ、昼間小瀧の頭撫でてたやろ?」


藤「え、…まぁ。」


重「俺あんなんされたことないねんけど…。」



二人で学校からの帰り道を肩を並べて(高さはだいぶ違うけど)歩く。


隣を歩く流星の速度がちょっとだけ上がった気がした。



藤「…シゲにやったらなんか調子のりそう。」


重「どういうことやねん。俺めっちゃ嫉妬してんねんからな。」


藤「っ……。」



赤くなった横顔がかわいくて、俺はそっと彼の右手を左手で包んだ。

ぴくって反応したけど振り払われることはなくて。



重「今日うちおいで?」


藤「…どうしてもって言うなら。」


重「どうしても。」



"うっ"って呻くように呟いた君。

こうやって返されることぐらいもうわかってるだろうに。






重「コーヒーでええ?」


藤「おん。」



キッチンからソファに座った流星を見ると初めて来る訳でもないのに、膝の上で手を握りこんで緊張しててその姿がとっても愛しい。



重「なぁやっぱりコーヒーよりキスしたい。」


藤「へっ?」



俺は作りかけのコーヒーを放って、流星の隣に横向きに座ると1つキスを落とした。



藤「んっ…、、」


重「もっと欲しい?」


藤「…欲しない…。んんっ…、ぅっん…、、」



肩を掴んで距離をあけようとする両手を抑えて、反対に腰をぎゅっと引き寄せた。


正直"欲しくない"とか抵抗とか全部逆の意味にしかとれなくて、めっちゃ煽られる。



重「なぁ答えや。続きしたいんやろ?」


藤「ぅぅ…、シゲやや。」


重「いやちゃう。」



結構強めに、いつもは見せないSなシゲちゃんで真顔で攻める。



藤「…ほしっ…、、」


重「え?」


藤「やから、続き、して欲しい!」


そう言って顔が見えないようにか俺の首に腕を回して飛び込むように抱きついてきた彼。


流星の精一杯のおねだりが聞けてめっちゃ満足です。

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星乃叶(プロフ) - 深雪さん» それもこれも読んでくれる皆さんのおかげです! これからもよろしくお願いします(^ω^) (2018年1月22日 0時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 移行するんですか?!おめでとうございます!引き続き作品の方見させてもらいますね(n‘∀‘)η (2018年1月21日 23時) (レス) id: 33a3185178 (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜(プロフ) - 星乃叶さん» はいっ!(^-^) (2018年1月21日 21時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 茉央さん» 了解しました!!久々青さん総受け頑張りますヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜さん» ほんとにありがとうございます!!これからも精一杯やってくのでぜひ応援してくださいヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星乃叶 | 作成日時:2017年12月15日 15時

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