君と私のジャニスト短編集腐2

小悪魔的シゲちゃん。 紫×赤←青桃 ページ27

中間サイド


重岡 大毅という人間は普段俺に異常にくっついて、ウザ絡みしてきてほんまにめんどくさいやつだけど、実際すごくあざとくて小悪魔的なところが多々あると思う。

今日も一際活気溢れる俺たちの楽屋では、巷でツインタワーと呼ばれてる二人組がシゲに迫っていた。



藤「な、今日ご飯行こうや！」


重「え、二人で…？」


小「いーやーや！今日は俺と行くんやろ？美味しい焼肉俺知ってんで？」


重「え、や、あの、…じゃ、じゃあ3人で行こうや！」



ちょっと困惑した表情を浮かべたあとにまるで今世紀最大の妙案を思いついたとでも言うように、顔を輝かせたシゲ…。

俺が言うべきではないけど、そういうことやないねん…。



藤「それじゃ意味無いやん。なぁ二人じゃあかんの？」


重「っ…、えぇ…、俺は3人で仲良く楽しく食べたいのに…。どうしてもあかん？」


小「っ…、、」


藤「ほんまずるいわ…。」



必殺、首を傾けての上目遣い。

真っ赤になって俯いた二人には見えてないけど、俺にはシゲがしてやったりって表情で笑ったのしっかり見えてたからな。



藤「ん、3人で行こか？｣


小「そうやな…。」


重「おおきに！」



そんな情景を俺と一緒で覗いてるやつが絶対おるはず。

あ、おった…、濱田 崇裕。

これは秘密やけどあいつら実は付き合ってんねん。

それを知ってるのはグループでは当人達を除いたら俺1人。


こういうの知ってて見ると、ただひたすらツインタワーがかわいそうや。


俺はいつも濱ちゃんはすごいと思ってる。
だってあんなあざとくて、周りの男達に愛想ばっかり振りまいてる、…それでいてかわいいシゲを彼女にしてそれであんな堂々としてられるんやから。



中「…なぁええの？」


濱「なにが？」


中「シゲ。」


濱「ああ。別にええんちゃう？」



ほらこんなにあっさりしてて、束縛とは無縁の人間やねん。

俺には無理やって、俺はただ恋愛経験値が少なすぎるだけ…？

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