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小「んで、どおしたん?」


中「いや、別に大したことやないねんで…?俺が弱いだけやねん。」



"望と両思いだって気づいてこうゆう関係になって、自分が弱くなった気がした。"


前に淳太がぽつっと言ったセリフ。



小「おん、ゆっくりでええから。」


中「…今回はさ、根も葉もない記事やったけど、いつか俺とのことが公になって望の仕事に迷惑かけるなんてことになるんやないかなって、心配やねん。」


小「おん。」


中「俺は望になんもしてやれんし、迷惑になるだけなんやったら別れた方がええんやないかって思ってしまうんよ。」



こんな話でも落ち着いて淡々と話す淳太。

もっと感情見せてもええんやで?

俺に不安なこと全部ぶつけてええのに、まだ遠慮されとる。



小「淳太はさ、俺と離れても大丈夫なん?」


中「……。」



泣きそうになりながら俯いた淳太を今すぐにでも抱きしめたいけどぐっと我慢する。



小「俺は無理やで。…なぁどおなん?」


中「俺も…俺も無理や…。」



そう言いながら首にぎゅっと腕を回して飛びついてきた。

視界の端に愛しい栗毛色の髪が映って、肩に顔を埋めた。



小「ずっとそばにおってほしい。…プロポーズみたいになってまうけど、俺は淳太とずっと一緒におりたい。」


中「…おる。…望と一緒におる。」



淳太は心の中で思ってること、実際に口に出すことが違うことがよくあって。

こうやって本音が聞けたときはめちゃめちゃ嬉しい。


でもまだどこかで自分を出し切れてないとこがあるのもわかってるから、そういうときは優しく激しく抱いてあげるんや。



小「キスしたい。」



そう言うと少しだけ目の周りが赤くなってる淳太と至近距離で目が合って、目を閉じるすきもなく唇が重なった。



中「んっ…。」

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星乃叶(プロフ) - 深雪さん» それもこれも読んでくれる皆さんのおかげです! これからもよろしくお願いします(^ω^) (2018年1月22日 0時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 移行するんですか?!おめでとうございます!引き続き作品の方見させてもらいますね(n‘∀‘)η (2018年1月21日 23時) (レス) id: 33a3185178 (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜(プロフ) - 星乃叶さん» はいっ!(^-^) (2018年1月21日 21時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 茉央さん» 了解しました!!久々青さん総受け頑張りますヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜さん» ほんとにありがとうございます!!これからも精一杯やってくのでぜひ応援してくださいヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星乃叶 | 作成日時:2017年12月15日 15時

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