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藤「…もう、もうええって!!」


小「…流星。」


中「そうや、流星がなんか言ったんか?」



低くて冷めきった声に心臓が止まるような気がした…。

なんで俺、淳太のこと好きになってしまったんだろう。



濱「ええかげんにしぃや。」


小「濱ちゃん…。」



あまりの怒りの滲んだ声に俺も望もぴたっと動きを止めた。


濱ちゃんは淳太の方に近づいていくと、物凄い音を出してバチんっと頬を叩いた。



中「いっ…。」


濱「目ぇさませ淳太。…なぁ、俺が望と付き合うって言ったとき、淳太なんて言ったか覚えとるか?

"恋人である前に年上なんやってこと忘れたらあかんで。望泣かしたら許さんから。"

って淳太そう言ったんやで。忘れたなんて言わせん。」


中「…濱ちゃん。」



頬の痛みからなのか、濱ちゃんに言われた言葉のせいなのか、淳太の頬に大粒の涙がつたった。


そしてそのまま膝から床にくずおれた。



中「ああっ…。ごめっ…、流星!うっ…ごめんなさい…。」


藤「…っ…淳太…。」



床にうずくまったままの淳太に駆け寄る。


横目でちらっと濱ちゃんがまだなんか言いたげの望を抱えてリビングを出ていこうとしているのが見えた。



中「…俺、流星のことが好きすぎて、うっ…大事なこと忘れとった…。」


藤「…俺もや…。」


中「え?」


藤「淳太のことが好きすぎて、何でも許すのが愛やって勘違いしとった…。」


中「流星…。ほんまに好きや、愛してんで…?せやから…んっ…。」



前とは違ってちゃんと俺の目を見ながら愛の言葉を紡いでくれる淳太に抑えきれなくなって、久々に自分からキスをした。



藤「んんっ…ん、…」



唇からお互いの想いが伝わるようなそんな口付けに夢中になった。

その日は大好きな淳太にこれ以上にない、溶けるんじゃないかっていうくらい甘く、優しく抱かれた。




お互い不器用でやり方を間違えちゃうこともあるけど、これからもずっと、俺は淳太と歩んで行きたい…。


濱ちゃん、望ほんまにありがとう。


隣で気持ちよさそうに眠る年上彼氏にキスをして俺も眠りについた。


END



リクエスト、ありがとうございました!

君のものになったあと。 黄×赤→←3



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星乃叶(プロフ) - 深雪さん» それもこれも読んでくれる皆さんのおかげです! これからもよろしくお願いします(^ω^) (2018年1月22日 0時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - 移行するんですか?!おめでとうございます!引き続き作品の方見させてもらいますね(n‘∀‘)η (2018年1月21日 23時) (レス) id: 33a3185178 (このIDを非表示/違反報告)
由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜(プロフ) - 星乃叶さん» はいっ!(^-^) (2018年1月21日 21時) (レス) id: c2e0efe9b5 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 茉央さん» 了解しました!!久々青さん総受け頑張りますヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)
星乃叶(プロフ) - 由菜〜桐神寄りの虹色ジャス民〜さん» ほんとにありがとうございます!!これからも精一杯やってくのでぜひ応援してくださいヽ(*´∀`)ノ (2018年1月21日 20時) (レス) id: 3912674767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星乃叶 | 作成日時:2017年12月15日 15時

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