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三話 ページ4

「そうだ、偉いぞ一期。俺に逆らったら」






「…っ…いち兄ッ!!!腕を放してッ!!!」






刀がなくても、腕がある






「一期、腕を放せ、こいつはまたあの部屋に戻るんだ」







「私の弟と妹たちの手は汚させません。汚れるなら私だけでいいのです」







「いち兄っ…?」







「舞桜、皆のとこへ行きなさい。あなたは、もう自由です」






背中を押されて私は逆方向へ走り出す。






皆に状況を知らせなきゃいけない。いち兄からそう言われたから。






まず、粟田口に知らせた方がいいよね。あと…この本丸の中心となる刀剣。





機動力はすごいんだからね。








「粟田口たちっ!!!!」






私は居間と思われるところの襖を開ける









「舞桜!?!?」








皆、目を点にし私を見る。







「説明は後!!!いち兄がっ!!!!助けてっ!!!あと大太刀も呼んでッ!!!」









「分かったぜ!!」




「分かったよ!!}



「えっと、にっかりさん呼んでくる!!」






私はみんなを連れて、いち兄の方へ走る。








「いち兄ッ!!!!」









「めんどくせぇことにしてくれたな。」









いち兄は力なく横たわっていた。主の手にはさっきの私の刀





「…お前っ…!!」








「舞桜が大人しくこっちに来てくれレばお兄ちゃんはこうなることなかったんだよなァ!!」







「舞姉っ!!」








私の腕からすこしの血が出る。









「……ご主人様……」








「……もしかして……ねぇ!!!舞姉っ!!!行っちゃだめだよ!!!!」







後ろから聞こえる乱の声。







私の大切な弟の声だ。








私は主様にもたれかかる。





それと同時に流れる血。









「……汚いなァ……ご主人様ったら醜いです……」









血がついちゃった。








「…お前ッ……」









主は倒れる。昔の私みたいに









「舞姉…」








「……大丈夫だよ、死んでない。ご主人様は生きてるよ。けど、たぶん頭強打してたら記憶が一部飛んでたりするかもね」








「お前、大将に何した」




「薬研怖いよ…?胸倉つかむなんて…お姉ちゃん悲しいなァ…そんなにご主人様大好きなら早く手入れ部屋でお手入れしてあげたら?私の弟くん♡」




「…これは何事かな?」
「あんた誰?」



自己紹介かぁ……どっちかっていうといまは事後紹介だね。
私は舞桜藤四郎。殺人鬼になりました

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あみか(プロフ) - すっっごく続き気になります!!!! (2017年1月14日 7時) (レス) id: 06e1146b33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メガネ@ヤドカリ愛してるさん | 作成日時:2016年12月27日 23時

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