二話 ページ3
空気がきれい。
?「おや、そこにいるのは…」
水色の髪。
「…いち兄ッ!!!」
「…?あなたは…」
「粟田口、脇差の舞桜藤四郎ッ!!!久しぶりだねっ!いち兄!!」
私が抱き着くといち兄が抱きしめ返してくれる。
「舞桜……あの…?会いたかったですよ……!」
私の希望はここにあったんだ。
「いち兄っ…怖かったよぉ……っ……ずっと…ずーっと…一人でっ……!!」
私はいつのまにか、いち兄の胸の中で泣いていた。
しゃくりをあげて、顔を涙でぐちゃぐちゃにしていた
「…なにがあったのです?」
「ご主人様に…閉じ込められてっ………ずっとっ……ずっと…」
「…大丈夫ですよ。もう、舞桜は一人じゃありませぬ。私たち、粟田口が居ます」
「おい、お前ら」
低くて、私の大嫌いな声
私はとっさにいち兄の後ろに隠れる
「主、どうされましたか」
「さっき、あの使えねぇ刀と喋ってただろ?しかも、閉じ込めてた部屋にも居ねぇんだよなァ」
その汚らしい声
「お前、彼奴と喋ってたよなァ!場合によればお前の刀解も…」
私はさっき窓を壊すときに使った刀を手に持つ
「ご主人様…お覚悟ッ!」
私は主の腹をめがけて勢いよく走る
突然、腕を掴まれ私が持ってた刀は空を斬った
「兄さん…?」
「舞桜、それは駄目です。」
私の世界は残酷だ
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あみか(プロフ) - すっっごく続き気になります!!!! (2017年1月14日 7時) (レス) id: 06e1146b33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メガネ@ヤドカリ愛してるさん | 作成日時:2016年12月27日 23時