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そんな生徒達の顔を見て、嬉しそうにくっくっくぅ〜。と口に手をあて笑う安武。
安武「学園長先生の紹介があったように、二年前に卒業したOBでぇ〜っす。まだ詳しいことは決まってないけどぉ〜よろしくねぇ〜。」
最後にｗｗと付きそうなしゃべり方。完全に面白がっているのだろう。
学園長「そこでじゃ！今回、どこの学年の何の授業を受け持ってもらうかを決めるために二週間ほど、各クラスへランダムに授業しに行ってもらうことにした！！」
これにて解散！と言う学園長先生の言葉と共に忍たま+先生方は食堂へ向かった。
乱太郎side
安武「おばちゃーん。カレー定食くっだたっいなー。」
おば©「カレーは今日のメニューにはなかったでしょ。メニューに書いてあるのにしてちょうだい。」
安武「なにゅーん！」
きり丸達と食堂へ入ったとき、一番始めに耳に入ってきた言葉がこれだった。安武先生はメニューを見忘れたのだろうか？今日のメニューには、A定食に魚、B定食に野菜炒めと書かれている。
私はA定食を頼み、安武先生が座る席の前に座った。もちろん、きり丸としんべヱも一緒に。先生は結局、B定食にしたらしい。
いただきます！と言って食べ始め、少したったとき、しんべヱが安武先生にこう言った。
福富「ねえせんせー、せんせーはなんでこの学園の先生になろうと思ったの？」
先生は食べていた手を止めて、んあ？と言いこちらを見た。
安武「何でかって、働こうと思ったから。」
そう素っ気なく言うとまた食べ始めた。しかし、その手をまた止めることとなった。
きり「せんせーって何が得意なんっすか？」
安武「……………………色々。」
先程よりも返答が雑になった。が、二人が質問したので私も聞きたかったことを聞くことにした。
猪名「はい！私も質問！！先生は、卒業されてから二年間、一体何をされていたんですか？」
二人もそれが気になるらしく、先生の方をじっと見つめた。そうすると、何故か言葉をつまらせた先生。ちらっとこちらを向いたときに、答えてくれるのかと思い期待の眼差しで先生の方をさらにじっと見つめた。
すると、先生の眼鏡が割れた。
安武「た、頼む……………………。そんな、キラキラした目で俺を見るなぁぁぁ…………。」
そう言っていつのまにか食べ終わっているお盆を返し、ふらふらと出ていってしまった。
一体どうされたのだろうか？
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作者名：美味しいイチゴ | 作成日時：2018年3月22日 0時
