もし忍たまの世界にケロロ軍曹に出てくるキャラみたいな性格の人がいたら…。 (ページ15)

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昼食の時間も終わり、午後の実技の授業の時間となった。安武は引き続き六年生の授業に入る。

六年生の実技の内容は、地面に足をつけず裏山を一周するというもの。そのため、六年生は授業の挨拶と共に一斉に裏山へ入っていった。そのあとを追うように、安武も裏山へ入る。

安武は、最後尾にいる生徒と一定の距離を保ちながらついていく。それと同時に、裏山の状態などを気にかけながけながら進む。危ない道を探し、次の授業で使う道を決めるための情報を集めるためだ。

安武(しかし、懐かしいな…。こうして、誰かの背を追いかけながら進むのは…。)

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数刻後＿＿＿

裏山から一番始めに忍術学園に戻って来たのは、小平太だった。それに続くように、文次郎や留三郎らも学園に戻って来た。最後に、伊作が到着しその後ろを、安武が続いた。

さすが、忍たまの六年生と言うだけあって息はあまりきれていない。それに加え、普通(歩いた場合)ならば裏山を一周するのに半日は、下手をすれば一日はかかるような道なのだが、彼らは数刻で戻って来た。

安武「はーい、ちょっと集まってねー。今からね、反省会みたいなのしますからねー。」

少しふざけたような言い方で六年生に呼び掛けた。

安武「えーっとねー、まあ、全体的にはいいと思うよー。でもねー、気に飛び乗るときに小枝を落としちゃうっていうのはねー、それはダメかなー。スピードもいいけど、跡とか残しちゃ意味ないよー。次からは、乗る木の場所とかにも気にしてみようねー。」

それだけ言うと、はいかいさーん。と言い、長屋の方へ歩いていってしまった。

妙に間延びした彼の声からは想像できないほど的確なことを言われた。六年生のほとんどが想像していた先生とはかけはなれていた。そのため、六年は組以外の全員がフリーズしていた。