絶えず笑顔の呪言師さん[男主]

じゅーきゅーう。 ページ21

高専についた

いつものにこにことした表情は変わらないが、
目の下の隈は目立っている。

しかし早く皆に会いたいという気持ちからAの
足取りは軽かった。

五条「あ、A〜」

五条は手を振りながらAの元へ歩いてくる。

五条「あれ…？その隈どうしたの？」

ふと気になった五条はAの頬に手を伸ばす。

「ん…」

Aは一切の抵抗もせず五条に身を委ねる。

五条「なにかあったのかい？連日任務に駆り出されているみたいだけれど…。」

優しく語りかけるがAはなにも言わない。

大きくため息をつくとAの背中を押した。

五条「まあ、若者達から元気貰って来なさいよ」

「んっ…。まだ俺若いです。」

たまらずツッコんだAに五条は笑う。

五条「棘…。あ、狗巻がすごい楽しみにしてたよ。
め…伏黒も楽しみにしてたね〜。近距離戦について
学びたいらしいから、しっかりしごいてあげてね！」

狗巻。その名前が出たとき、明らかにAの表情
が変わった。

五条(同じ呪言師同士、うまでも合うのかな)

にーじゅうっ!!→←じゅーはち。

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