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「あっつ…」
まだ春とはいえ、走った後はくそ暑い。
体育館いいな…。
ふと視線に気付き振り替えると及川先輩がいた。
「あ、ども」
「あ、ども…。って走り終わったんだんだ？」
「こんなに汗かいてて走ってなかったら俺今までなにしてたんすか」
思わず笑みを漏らした。
「そういえば、俺ってなにすればいいんすか？」
なんでもやりますけど？
そう続けると及川先輩は俺を体育館にいれた。
「国見ちゃんと金田一ちょっと来て〜」
国見ｸﾝとキンダイチくん？はすぐに駆け寄ってきた。
「Aくんにアンダーとオーバー教えてあげてくれる？」
二人は返事をすると俺に向き直った。
「俺は金田一 勇太郎。1年5組だ。」
「同じクラスの国見…って分かるか。」
金田一とは握手をするといきなりボールを渡された。
「取り敢えず手本見せるから見て覚えろよ？」
「は…？まじ？」
「まじだけど」
拝啓看護師さん。
俺はもうやっていけない気がしてきました。
近々そちらに伺いm…
「なに現実逃避してんの？」
「国見ｸﾝ、逃げたい。」
「じゃあ逃げよっか。」
「お前らなにしてんだよっ！」
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作者名：悠 x他1人 | 作成日時：2020年8月23日 11時
