君のいない1年間 (inym) 2

#4 伊野尾 ページ23

聡side

ここに潜入捜査に入ってから早一ヶ月。

なにも進展がない。

聡「…マジで情報あってんのか？」

執「どした。智花様帰ってくるぞ。」

聡「なんでもないです。」

バン

聡「おかえりなさいませ。智花様」

母「…そうだ。あなた涼介の事任せるわ。
車の中にいるから、へやにつれていっといて。」

聡「了解しました。」

執「涼介様。お久しぶりですね。
では」

涼介様…？分からん。そんな情報は…

ま、いっか。


ガチャ

聡「かーわい。失礼します。」

ピピ

聡「本部か。…はい松島です」

本『新しい情報だ。そこに山田涼介がいった。
その子はセンセーションが保護していた。がしかし母親が連れ戻した。小さい頃に虐待を受けていた模様。
伊野尾からだ。殺される可能性が高いとのことだ。センセーションと協力してもう一度保護しろ。だが、こちらからあるまでは潜入捜査をしてくれ。では。』

なるほど。だから情報がなかったのか。

聡「とりあえず、部屋まで行くか。」

俺は涼介くんを抱えて屋敷へと歩き出した。


__________伊野尾

アジトに戻って今後のことについてみんなの話した。

薮と光はずっとバタバタしてる。

高木と大ちゃんは、家と別荘を探してる。

トリントリンは知念をあやしていた。

“慧、助けて”

昔。涼介かボロボロの状態で見つかった。

すぐに救急搬送されお母さんを呼ぼうとした。

でも涼介は

『慧。慧を呼んで』

って言った。なんでこうなったか聞いたら約束を破ったからだそうだ。

伊「まさか！」

薮「伊野尾〜。ちょっと相談…って伊野尾⁈」

俺は薮に呼ばれているのを気にせず連絡室に行った。

［ドチラニオツナギシマスカ？］

伊「本部に！」

［ホンブニオツナギスルサイハバンゴウヲオネガイシマス。］

伊「〜っ！0924622！」

［ホンブニツナギマス。」

イライラする機械音との会話も終わって本部の人が出た。

本「はい。センセーションどうしましたか？」

伊「今連絡した、山田涼介の件についてです！」

本「その件については、前からsexy Zoneの松島聡を潜入捜査を任せているが。」

伊「山田涼介が！…母親に…殺されるかも。」

本「そう思う理由を」

伊「昔。涼介がボロボロの状態で見つかったんです。理由は母親との約束を破ったから。
あと一歩で涼介は死んでいました。
今回は２つ約束を破ったと言っていました。」

本「…わかった。すぐに松島に伝える。
ただし、こちらから連絡があるまで動かないこと。」

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