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#280 テ レ ビ ページ47

A said




目を開けるとみなみの姿が無かった。
テレビをつけると、そこにみなみはいた。



AKB48のみんながキラキラ輝いていた。
… 私もそこに戻りたい。
でもこわい。また受け入れてくれるのかなって。




『 … どうしたらいいんだろう 』



そんな時に、病室のドアが開いた。
そこに居たのは敦子。
ニュースで見てマネージャーさんに連れてきてもらったみたい。




敦 「 A 〜 ! 久しぶり。」


『 … 敦子。久しぶり 。』




… 合わせる顔ないよ。
私、敦子にすごい悪い事してる。


『 … 敦子 。 あの … ごめんね … せっかく敦子が私をエースに指名してくれたのに … 』


敦 「 何言ってんの 〜 ? これだけ悩んでAKB48の事考えてるんだから謝る必要ないし、むしろ頑張りすぎて私から止めたいくらいだよ ? 」


『 … え ? 』


敦 「 Aは、いつも自分よりAKB48の事を考えてる。それって、普通はできないよ。みなみは総監督だからそれができるけど、エース、キャプテンってだけでAKB48の事を考えられるのってすごいよ ? 」


『 … っ … 涙 』


敦 「 今は頑張ってって言わないよ。自分の気持ちに素直になって … ?」


『 … あつこ … っ 涙』




敦子は話を聞いてくれた。
泣いてる私の涙を拭いてくれた。



きっと … 大丈夫。
この日から気持ちもいい方に向かった。
みなみと敦子が来てくれたから、ひとりじゃないって気づいたの 。




私は2週間の入院をして退院した。
そして、リクアワの初日アンコールでサプライズでソロ曲を初披露して復帰になる。
メンバーもみんな知らないの。



みんなより動いてないから、
レッスンもしっかりやらなくちゃ。
明日はレッスンの前に … 行きたい場所がある。

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作者名:み な み る く | 作成日時:2018年1月6日 18時

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