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#272 ホ テ ル ページ39

A said



今日のホテルの同じ部屋のメンバーはみなみ。
正直、他のメンバーじゃなくてよかった。
正直いっぱいいっぱい …


もう …
明日の握手会が怖い。


吐き気のせいで食事も喉を通らなかった。
だから、先に部屋に戻ってきてベッドの上で
体育館座りしでぼーっとしてたの。



そしたら、今日までの事思い出しちゃった。

相談したくても出来る人がいない。

立ち位置の事もキャプテンの事も不安だし、
プレッシャー。

仕事も増えて、からだもボロボロ。

なにより、、、
寝たくても嫌な事が頭にちらついて眠れない。



体育座りしている私の顔を雫が流れた。
必死に堪えようとしているのに止まらない。


み 「 A〜! A? どうした? 」




みなみ …
タイミング悪いよ。
みなみの顔を見たらもう我慢出来なくなった。



『 … っ … うぅっ …っ … 涙 』



みなみは何も言わずに隣に座って優しく抱き締めて頭を撫でてくれた。これ、落ち着くんだ。
すごく、安心するの。



少しずつ泣き止むことが出来た。


『 … っ … みなみ … あたまいたい … っ 』


み 「 明日も握手会あるから、もう今日は寝な?
私ずっとここにいるから安心して 。」


『 … ありがと … っ … 』

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作者名:み な み る く | 作成日時:2018年1月6日 18時

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