#271 し っ か り ページ38
A said
峯 「… A、着いたよ! 」
『 … ん … ありがとう。 』
陽 「 Aの寝顔が可愛かった … 」
み 「 顔色悪いね … 大丈夫? 」
『 大丈夫だよ … ! 』
み 「 無理しないでね。 」
バスから降りて、メイクや着替えなどの準備が終わってから握手会がスタートした。
今日もたくさんのファンの方が来てくれた。
もちろんファンの人の方が多いんだけど、アンチの人もいた。
今日は、なんかアンチの人の言葉ばかり頭にインプットされていく。
『 来てくださってありがとうございます ! 』
「 エース気取ってんなよ 。他のメンバーに迷惑だよ。 」
『 ごめんなさい。もっと頑張ります。 』
笑顔になれているかは分からないけど …
アンチの人にも笑顔で返した。
時間が経つにつれて、アンチの言葉で頭の中がいっぱいになった。
余計に頭が痛くなってきた。
そして 、、、
… 吐き気まで 。
休憩に入って、トイレへ走った。
『 はぁ … はぁ … っ … おぇ … ケホケホ 』
吐くものもないのに、気持ち悪くて辛い。
握手会でも顔色の悪さを指摘されて、
本当にファンの方に申し訳ないなって思った。
そんな気持ちの1日目の握手会が終わった。
今日1番覚えているファンからの言葉は、
「 キャプテンしっかりしろ! 」
って言葉。
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作者名:み な み る く | 作成日時:2018年1月6日 18時