#218 エ ー ス の 卒 業 ページ33
A said
遂に今日は最終日。
敦子の卒業セレモニーがある。
あ〜、あっという間だったなぁ。
敦子のメールで総選挙にでて、
敦子の卒業前に1位になって、
敦子の言葉で新エースって呼ばれるようになった。
感謝でいっぱい …
初日、2日目とはちがうセットリスト。
順調に進んで今日も本編が終わった。
もう敦子 … 卒業だ。
卒業セレモニーが始まった。
『 夢の河 』
敦子が選んでくれたから私も歌えた。
1人1人敦子と抱き合って別れを惜しむ。
みんな泣いてるけど、、、
私は、泣かないって決めたから。
必死に堪えて笑顔で抱き締めながら声をかけた。
『 敦子、ありがとう。 』
敦 「 こちらこそありがとう。
いつでも電話してね。すぐ出るから ! 」
その言葉にいろんな意味を込めたんだろう。
1人じゃないよ。
私はあなたの味方だよ。
ずっとずっと応援してるよ。
そう言われた気がした 。
セレモニーが終わって、みんなが大号泣している。
私は、必死に涙を堪えてた。
でも、やっぱり寂しくなった …
みんなが楽屋に戻った後に観客席の方から
ステージを見た。
敦子のドレス姿を思い出したら、
涙が止まらなくて。
敦子 … 敦子も1人じゃないよ。
いつでも頼ってね。
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:み な み る く | 作成日時:2017年12月25日 0時