#205 念 願 の ページ20
A said
優子のスピーチが終わった。
最後の発表。
「 第1位 AKB48 チームA , チームB 兼任 」
「 菜花 A 」
「 昨年の総選挙ではまさかの10位 。
そこから10個ランクをあげての1位です。 」
立って、後ろにいるファンの方に礼をした。
声援が聞こえる。
ステージに登る階段を登る時、
みなみやまりちゃんと目が合った。
涙流して笑いかけてくれた。
マイクの前に立って、いざ話そうとすると歓声が上がった。みんなが見ている方を向くと敦子がいた。
その瞬間涙が溢れてきた。
『 … あつこ。』
敦 「 おめでとう。やっぱりAだった〜 」
『 … 敦子のおかげ。ありがとうっ … 涙 』
敦子と抱き合うと、耳元で敦子がそっと囁いた。
敦 「 AKBはAに任せた。 」
その言葉から、敦子が今まで抱えてきたプレッシャーを感じた。その重みと一緒に受け取った。
敦子が背中を押してくれて、マイクの前に立った。
話したいこと話そう。気持ちを全部。
『 まずは、1位という順位に導いてくださったファンのみなさん。そして、応援してくださってすべての方々に感謝の気持ちを述べさせてください。
本当にありがとうございます。 』
これがいちばん言いたかったの。
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作者名:み な み る く | 作成日時:2017年12月25日 0時