清水潔子を落としたい

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「Aちゃんってさ、なんで私のこと好きになったの？」





『え！？』






突然の潔子先輩の質問に思わず食べていたメロンパンを落としそうになった





間一髪のところで宙に舞ったメロンパンをキャッチすると目を泳がせながら先輩を見る







『ぇ.....えーと......まぁ.....一目惚れって言うかなんて言うか....』







じっと私を見つめる先輩




何故かしどろもどろに答えてしまった





いやまって、一目惚れで好きになったってことは潔子先輩を好きな理由が顔だけってことにならないか...？？





いやいやいやいや、それだと先輩に「なんだ、こいつもこういう奴か」と思われてしまう




それに確かに好きになったのは一目惚れだったけど、今は先輩の性格も含めて全部好きだからここは早く弁明しなければ！！






『ぁ、いや！違います！や、違わないけど！！一目惚れでしたけど先輩の顔だけが好きなわけじゃなくて！！』






慌てて弁明しようと勢いよく立ち上がった




椅子が大きな音を立ててしまい先輩が驚いたように私を見る







『今は先輩の女神様みたいに優しいところもたまに意地悪してくるちょっとおちゃめな1面も全部全部大好きですから！！！！』







ギュッと拳を握り締め真っ赤な顔で見つめた









「.........ふふ、そんなに必死に弁明しなくてもいいのに」







私の様子を面白そうに笑う先輩




うっ、なんか意地悪された気がする...





恥ずかしさで穴に潜りたい衝動を抑えながらいそいそと椅子に座り直した











『むっ......先輩私が恥ずかしがりながら言うことわかって聞いたでしょ...』






「それはどうかな」







またいたずらっ子のような笑顔で笑った




心臓がぎゅんぎゅんと締め付けられる














「でも、嬉しいよ。Aちゃんみたいな可愛い子に好きって言ってもらえて」







『ｯ〜〜〜〜！！先輩好き！！付き合って！！！』







「それは無理かな」










先輩の言葉にずっとキュンキュンされっぱなしだ





時折見せる男前な1面も私は全部全部大好きです
















清水潔子を落とすには人をキュンキュンさせる男前な1面も必要らしい

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