のんびり屋さんは今日も行く【ハイキュー】

♯7 のんびり屋さんとネコ ページ8

「『あ』」





「おじょーさん会うのお久しぶりですねぇ、こんなところで会うなんてなんか運命かん





『誰ですか』





「やばい、存在自体忘れられてる」







トサカ頭の男、黒尾鉄朗をじろりと睨むA





放課後、いつもの様にご飯屋さん巡りをしていると偶然黒尾と孤爪研磨に会ってしまった






「いや、こんなとこで何してんのさ。梟谷から結構遠いでしょ」





『ここの近くのご飯屋さんが美味しいから来た』





「お前のその食に対してだけ発揮される行動力なんなの」






そう言って呆れた目を向ける黒尾




孤爪は何故か不思議そうに口を開いた






「いつもは他のバレー部の人たちといるのに今日は1人なの？」





『........木葉と一緒に来てたけど.....気付いたら木葉どっか行った』





「思いっきり迷子じゃねえか」





どうやら一緒に来ていた木葉とはぐれてしまったらしいA




なのにこの落ち着きようはなんだと黒尾たちは思った





きっと今頃木葉は必死こいてAを探しているに違いないのに





「えぇ....どうするよ。木葉に連絡してないの？」





『スマホ充電切れた』





「なにやってんだよ、まったく」





そう言って自分のスマホを取り出し木葉にメッセージを送る






「あ、木葉今からダッシュでこっち来るってよ」





『ほんと...？ありがと』






少し安心したのか頬が緩むA





その姿にこんな顔もするんだなと新発見をした2人なのだった











その後＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「はあぁ...やっと見つけた...！！」





『木葉どこ行ってたの』





「お前がな！！！」







無事木葉と会うことができ、この後4人仲良くご飯屋さんに行きましたとさ

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