のんびり屋さんは今日も行く【ハイキュー】

♯12 地獄の合宿の始まり ページ13

「おーー久しぶりだなー！」





『夜久！』







音駒が体育館に入ってきた瞬間、Aは一直線に夜久衛輔の元へと走り飛び付いた





その光景に1年は驚き、2・3年はまたかと呆れた顔になる





そう、あの人に全く興味の無さそうなAにもかなり懐いている相手がいるのだ




それは守りの音駒でリベロを務める夜久衛輔




どれだけAが夜久に懐いているのかというと






『はあぁ.....やっぱり夜久に抱きつくのが1番落ち着く......ずっと抱きついてていい...？』






「無茶言うなってー、練習以外の時だったらいいけどな」





『夜久すき...』






夜久から離れようとしないぐらいには懐いているのだ




これに赤葦は悔しすぎてお見せできない程えげつない顔になっていた








「Aこの間振りだなー、もう迷子になってないか？」





『誰ですか』





「なんで毎回俺だけお前の脳みそから存在ごと消えてんだよ」






もはや恒例になっている黒尾とのこの会話




呆れたようにそう言う黒尾にじとっと黒尾を睨むA







「Aさん...！！おっお久しぶりです！！」





『山本、久しぶり』







ガッチガチに緊張した様子でAの前に立ったのは山本だった




Aがそう返事をすると嬉しさのあまり涙を流しながら






「Aさんが俺のことを覚えていてくれた...！！我一生の悔いなし！！！」






そう叫ぶものだから周りも苦笑した








木葉秋紀はこの時悟った







「(今の時点でこんなに騒がしかったらこの先どうなんだよ...)」と






地獄の合宿が今、始まる





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清水潔子を落としたい【ハイキュー】



新作です！よければ！

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