のんびり屋さんは今日も行く【ハイキュー】

♯10 ネコたちの噂話 ページ11

「この前さー、研磨と2人で帰ってたらたまたま道端でAに会ったんだよ」





「え、Aに？」






音駒高校男子バレー部の部室




そこではたった今、Aの名前が上がっていた






「迷子になってたけどね」




「相変わらずだな〜」





孤爪からのその言葉に夜久は笑いながらそう言った






「夜久さんたちの言うAさんって誰なんですか！？！？」





夜久たちの話に出てくるAのことがよっぽど気になるのだろう、食い気味に聞いてきたリエーフ




そのリエーフの質問に何故かドヤ顔をして前に出てきたのは山本だった






「Aさんは、ミステリアス美女！！って感じの麗しい女性だ！！」





「いや、ミステリアスっていうかあれはなんも考えてないだけだろ」






山本のAの説明にすかさず訂正をする黒尾



きっとこの場にAがいたら『失礼な』と顔を顰めていじけていただろう






「梟谷のマネージャーな。なんて言うか.....すげえのんびりしてて読めないやつ....みたいな感じ？」






夜久がそう言うとリエーフは目をキラッキラと輝かせた







「俺その人にめっちゃ会ってみたいっス！！」






「まあいつか会えるんじゃねえの？」





「リエーフとかあいつが1番嫌いそうな人種だろ」






「黒尾さん酷いです！！！」









喚くリエーフにそのリエーフの様子を面白そうに眺める音駒一同







果たしてリエーフがAに会う日は訪れるのだろうか

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